200721日 ローカルニュース

栄さんが農政局長賞
特別賞に奄美から3
県フラワーコンテスト 19市町村から316点出品
【鹿児島総局】2006年度県フラワーコンテストが31日、鹿児島市であり、県内の花き生産農家から出品された約300点が商品性を競った。奄美関係では平秀徳さん(知名町)のユリが九州農政局長賞に選ばれるなど、3点が特別賞を受賞した。最高賞の農林水産大臣賞は、日置市の吉田孝市さん出品のソリダコが受賞した。
コンテストは県や県内の花き生産・出荷団体などが主催。鹿児島の花の生産技術向上や消費拡大を目的に毎年開催している。今年はスプレーギク、ウリ、グラジオラス、洋花、葉物など8部門に19市町村から県農業改良普及センターや農協、花市場関係者ら50人の審査員が、金賞(特別賞)、銀賞、銅賞の各20点を選んだ。奄美関係では知名町の平さんのほか、栄友一さん(奄美市)のスターチスが鹿児島園芸花市場社長賞、吉岡正夫さん(喜界町)の小ギクがかごしま美人クラブ会長賞の特別賞を受賞した。特別賞の20点は22日から4日まで鹿児島市の県民交流センターで開催される「フラワーフェスタインかごしま2007」で展示され、初日に表彰式が行われる。
200721日 南海日日新聞社)


新市の満1歳祝う
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25日 奄美市の誕生記念式典
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20日の奄美市誕生1周年に合わせ、同市は同月25日に奄美文化センターで開く記念行事の概要を明らかにした。センター入り口で行われる記念祭は午前10時に開会。表彰式や写真・絵画展などがあり、新市の満1歳を祝う。主催は記念イベント実行委員会。1万人広場や特設テントでは、農業ふれあいまつりやFM放送、園芸教室、リズム体操や八月踊り体操、寸劇などのアトラクション、記念講演などが予定されている。午後4時からは市内ホテルで記念式典と祝賀会が開催される。昨年320日に旧名瀬市と旧住用村、旧笠利町が合併して奄美市が誕生。県市町村合併推進室によると、奄美市は県内で17番目の合併。昨年12月末現在の人口は49,699人(男23,328人、女26,371人)、面積は305.92平方キロメートル。組織構造は名瀬市役所の本庁に総務、企画、市民福祉、産業振興、建設の5部門を設置し、旧3市町村の市役所と役場が総合支所となっている。奄美大島地区の合併協議は、龍郷町を除く6市町村で進められようとしたが、瀬戸内町、宇検村、大和村が住民投票の結果などで離脱。最終的に名瀬市、住用村、笠利町での合併にまとまり、53月、各首長が合併協定書に調印した。
200721日 南海日日新聞社)

農委選の日程決まる   奄美市
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日告示、25日投票
奄美市農業委員会選挙の日程が決まった。立候補予定者に対する市選挙管理委員会の説明会が5日午後2時から市役所4階会議室で開かれ、18日告示、25日投開票される。期日前投票は19日から24日の午前8時半から午後8時まで、本庁と住用、笠利総合支所で受け付ける。市選管によると、定数は奄美市名瀬と住用町で11人、笠利町が10人計21人。立候補の届け出は、18日午前8時半から午後五時まで、市役所4階会議室で受け付ける。投票は、25日午前8時から午後4時まで公民館など市内21ヵ所で行われ、午後6時から市役所4階会議室で即日開票される。農業委員は農地のあっせんや農業振興計画の策定などが業務。任期は3年で選挙委員は公選挙法が準用され、選任委員は農業協同組合、議長推薦があり、首長によって選任される。6年3月末の有権者数は奄美市名瀬と住用町で1,397人、笠利町で1,039人。
200721日 南海日日新聞社)

指導方法の改善テーマに
名瀬小で地区研究公開
大島教育事務局指定で「指導方法の改善」研究に取り組む奄美市の名瀬小学校(杉本匡隆校長)で31日、研究公開があり、地区内の小・中学校の国語担当教諭ら100人が同校での研究成果を研修した。全体会で同校の早崎雄一朗教諭は、児童の実態に即して読解力向上に主眼を置いた独自の指導計画を紹介した上で「読書好きな子が増えてきつつある」と報告した。同校は200506年度の地区研究協力校。研究主題に「基礎学力の定着を図る学習活動の支援のあり方」、サブテーマに「説明文の読解指導」をそれぞれ設定し、国語科で指導方法の改善研究に取り込んでいる。研究公開では1年生と6年生の国語科の公開授業もあった。
200721日 南海日日新聞社)

福岡、広島から観光視察
奄美の魅力発信をPR
福岡、広島両県で旅行情報誌などを扱う出版関係者の奄美視察が31日から始まった。奄美の観光資源をPRしようと鹿児島県福岡観光連絡協議会が立てた観光戦略の一環。初日は奄美市内の観光施設を訪問し、地元の観光関係者との意見交換会も開いた。鹿児島県内の観光地に出版関係者を招く同事業は2002年度から始まり、奄美訪問は今回が初めて。奄美の自然や文化を情報誌の担当者に印象付け、読者に周知することで観光客誘致につなげようと23日の旅程を計画した。参加団体は旅行専門誌のほか高齢者、若者をターゲットにした情報誌の出版社など7社。初日は奄美市の県奄美パークや「タラソ奄美の竜宮」を見学し、施設職員の説明に耳を傾けた。案内役を務めた鹿児島県福岡事務所の田中瑞穂観光課長は事業の狙いについて「鹿児島県を訪れる観光客の4分の1が九州北部。広島県からの観光客は数%にとどまり、潜在的な観光客の掘り起こしが課題となっている。県本土とは違った奄美の自然文化を発信してもらい、知名度アップにつなげたい」と語った。広島県から参加した天満直子さんは「奄美のスローライフに注目している。癒しのスポットとして沖縄とは違った魅力を伝えられたら」と話していた。視察2日目は加計呂麻島を訪れ、黒糖作りなどを体験する。
200721日 南海日日新聞社)

花の島エラブをPR
フラワー都市展、大阪で和泊町が参加、盛り上げ
【沖永良部総】花の街2007フラワー都市交流展(フラワー都市連絡協議会主催)が27日、28日の両日、大阪市なんばウォーク「クジラパーク」であり、奄美から和泊町が参加してエラブユリなど花の島をアピールした。和泊町のブースはエラブユリファンや尼崎、大阪、神戸から沖州会会員らが詰め掛けクイズなどで大にぎわい。焼酎やゆきみし、クッキー、パパイヤ漬けなど黒糖を使った特産品が好評だった。交流展は花をまちづくりのシンボルにし、住みよいまちづくりを目指す同連絡協議会の全国11都市が参加し、花や観光、物産品をPRして各都市の知名度を上げる目的。東京、大阪で隔年開催する。過去には札幌や名古屋、広島など政令指定都市で開催したこともある。同町からは役場企画課の大吉聡美さん、町観光協会副会長の肥後忠仁さん、えらぶゆり観光大使の関根あゆみさんが参加した。それぞれの町の花、特産品、ポスターで彩られたブースで、観光パンフレットやエラブユリ150本を配り、クイズで花の島をアピールした。同町のブースには若者が多く駆け付け、「海がきれい」「沖縄に近いので行ってみたい」などの感想を寄せた。各ブース11ヵ所を回り、スタンプラリーした来場者の中から抽選で5人に1年間、シンボルフラワーが贈られるイベントがあり、にぎわいを見せた。また、沖州会会員らが手分けして会場の後片付けするなど郷土からの参加者を歓迎した。前日に現地入りした3人は報道機関を表敬訪問した。同町はOBCラジオ放送に生出演したほか、大阪日日新聞や福井新聞大阪支局、産経新聞大阪本社を訪問して「花の島・沖永良部」をPRした。
200721日 南海日日新聞社)

大島紬11位と底力
潟uランド総合研究所(本社東京都)は、全国の産品ブランドに関し、インターネットで各分野ごとに思いつくブランド名を拳げる「想起調査」を実施、工芸品などの非食品分野で大島紬が11位に入り、ブランド力の強さをみせた。調査は昨年122024日、全国を6地域に分け、地域別に20歳以上の消費者を各年代別ほぼ同数ずつ対象に行った。回収数は、1,488人。調査対象は「地域名+商品名や慣用名等」からなる産品ブランド。食品が14分野、非食品が13分野を提示し、想起する産品ブランドを挙げてもらった。非食品分野で最も多く人が想起したのは輪島塗で25.5%、次いで有田焼22.4%、西陣織8.8%、伊万里焼7.8%、の順。大島紬は5.8%で11位に入った。布製品では西陣織と大島紬の2ブランドだけが20位以内に入っている。そのほか、鹿児島関係ではガラス製品の薩摩切子が3.8%で18位となっている。同分野では陶磁器、焼物の産品ブランドが5位までに3件、10位までに信楽焼など含め7ブランド入っており、焼物に対する興味の高さを示している。食分野では、あきたこまちがトップで松坂牛、讃岐うどんの順で、鹿児島県産品は20位以内に入っていない。ブランド総合研究所は、地域ブランドに関する調査とコンサルティングの専門企業。「産品ブランドの消費者の客観的な評価はこれまであまり注目されてこなかった」として、地域ブランド事業に取り組んでいる人々に参考データを提供しようと調査を実施した。また、ブランド購入経験・購入意欲やイメージについて調査する「評価調査」を1月に実施済みで、現在集計・分析中。

200721日 南海日日新聞社)